慰霊の日にあたって【代表談話】
慰霊の日にあたって
立憲民主党代表 泉健太
沖縄慰霊の日にあたり、沖縄戦でお亡くなりになられた全ての方々に心より哀悼の意を表します。
沖縄戦は、多くの住民を巻き込んだ凄惨な地上戦でした。戦禍で命を落とされた方々のみならず、餓えや病で亡くなられた方、自ら命を絶たざるをえなかった方など、20万人あまりの尊い命が犠牲となりました。亡くなられた方も、生き延びた方も、この戦争によって筆舌に尽くしがたい苦しみ悲しみを強いられたのです。
戦後、沖縄の皆様は、その苦しみと悲しみを胸に、戦争の残酷さと不条理を次世代へと語り継ぎ、「命どぅ宝」と訴え、平和を願い行動してきました。全ての平和運動に心から敬意を表します。
現在も、沖縄には在日米軍基地の7割が集中しています。台湾有事までが聞こえ緊迫度が増す中、立憲民主党は決して沖縄県民の皆様を再び戦禍の渦に巻き込まない。戦争を起こさせない。との強い決意をもって、沖縄県民の命と暮らし、平和を守り、近隣国との安全保障環境の安定化に取り組んでまいります。
沖縄のさらなる繁栄にも力を注いでいきます。基地負担の低減、跡地利用による地域活性化、産業の育成、雇用の改善などを進め、ともに発展する「万国津梁」の島々にしていくべく努力いたします。
今、ウクライナでは辛く悲しい戦争が続いています。あらためて即時停戦とロシア軍の全面撤退、そしてウクライナ復興支援を呼びかけるとともに、この沖縄の地から、世界に不戦と非暴力のメッセージを発信していきましょう。
戦後78年目、復帰51年目の慰霊の日の式典に参列させていただく一人として、あらためて、沖縄を二度と戦場にしない。恒久平和と繁栄の島々にする。とお誓いし、追悼のメッセージとさせていただきます。
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